黄斑浮腫治療について

■ 網膜循環障害(網膜静脈分枝閉塞症、網膜中心静脈閉塞症や糖尿病網膜症)では、 黄斑浮腫を来たすことがあります。

■ 糖尿病網膜症では、点状・斑状の網膜出血や硬性・軟性白斑などがなくとも黄斑部付近に網膜毛細血管瘤が生じ、 糖尿病黄斑浮腫が出現する場合があります。

 

■ 黄斑浮腫はぶどう膜炎や白内障手術などの術後炎症に生じる場合もあります。また、緑内障点眼薬の副作用の一つとして発症することもあります。

■ 黄斑浮腫により網膜(黄斑部)の構造が破壊されると、視機能の低下を起こします。

■ 当院では、これらの黄斑浮腫に対する治療として、トリアムシノロンアセトニド(ステロイド)のテノン嚢下注入あるいは硝子体内注入や 抗VEGF薬硝子体内注入を病態に応じて選択しております。