ごあいさつ
 1995年5月に川原眼科医院をリニューアルしてから、専門の網膜硝子体疾患の診断・治療、斜視や弱視の治療とともに17年が経過し、患者さんの病状等を考慮し乍ら、市内や県下の病院ならびに都内の大学病院や専門病院と連携を取っております。


 診療日・診療時間
曜日
午前
8:40-12:20
8:20-
8:20-
手術
往診
9:00-
X
午後
15:00-18:00
X X X 14:00-
16:50
X X

■ 学会の為に休診や時間変更を行う場合がございます。来院前にお電話で御確認をお願い致します。
■ 休診日:祝祭日(振替休日含む)・年末年始


 受付予約
■ 受付の予約をさせて頂きます。予約の患者さんが優先となります。
■ 予約は3ヶ月先までとさせて頂きます。
■ 0467-26-0405(予約専用)


 アクセス
■ JR茅ヶ崎駅南口徒歩2分 雄三通り 幸町バス停前
■ 駐車場 受付へお問い合わせ下さい。(0467-82-2830)


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 抗VEGF療法(抗VEGF抗体硝子体内注入)
■ 滲出型加齢黄斑変性の脈絡膜由来の血管新生、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫や糖尿病黄斑浮腫には、VEGF(Vascular Endothelial Growth Factor)という血管内皮増殖因子の存在が深く関与しています。 VEGFのモノクローナル抗体であるラニビズマブやアフリベルセプトという薬剤を硝子体内に注入することにより、眼内でのVEGF作用を阻害し、脈絡膜血管新生の形成や血管透過性の亢進を抑制します。



■ 当院では眼内への細菌侵入を予防するため、手術室を用い抗VEGF抗体の硝子体内注入を行い、これら網膜疾患の中心視力の維持や改善を図っております。

 (1)滲出型加齢黄斑変性の抗VEGF療法
黄色矢印(↓)の漿液性網膜剥離を認めます。ラニビズマブ硝子体注入3ヶ月目には、漿液性網膜剥離は吸収されています。

 (2)網膜静脈分枝閉塞症の抗VEGF療法
黄斑部には類嚢胞黄斑浮腫を認めます。ラニビズマブ硝子体注入1週間目には類嚢胞黄斑浮腫は吸収されています。

 (3)網膜中心静脈閉塞症の抗VEGF療法
網膜光凝固後に当院受診、黄斑部には類嚢胞黄斑浮腫を認めます。ラニビズマブ硝子体注入約1週後には類嚢胞黄斑浮腫は軽減しています。

 (4)糖尿病黄斑浮腫の抗VEGF療法
増殖型で受診し汎網膜光凝固を施行。黄斑部には類嚢胞黄斑浮腫を認めます。ラニビズマブ硝子体注入約1週後、類嚢胞黄斑浮腫はかなり軽減しています。


 レーザー治療
■ アルゴン・レーザーにより、網膜剥離裂孔、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、中心性漿液性網脈絡膜症などの網膜疾患に対する網膜光凝固術を行っております。
■ Nd;ヤグ・レーザーにより、後発白内障に対する後嚢切開術や急性緑内障発作に対する虹彩切開術を行っております。

アルゴン・レーザー光凝固装置Nd;ヤグ・レーザー装置

前増殖糖尿病網膜症に対する光凝固(鼻側)


 黄斑浮腫(ステロイド(トリアムシノロン)・テノン嚢下注入)
■ 網膜静脈閉塞症や糖尿病網膜症などの慢性の網膜循環障害やぶどう膜炎などの遷延性の眼内炎症では、黄斑浮腫を来たし視力低下を 引き起こしすことがあります。
■ 当院では、これらの視力低下を防ぐ目的で、外来通院で治療が可能なトリアムシノロン・ テノン嚢下注入の薬物療法を行っております。

偽落屑症候群の白内障手術後に発症した類嚢胞黄斑浮腫です。類嚢胞黄斑浮腫はテノン嚢下注入により軽減しています。


 翼状片(翼状片摘出術+自己結膜移植術)
■ 翼状片とは、紫外線の影響で結膜が角膜内に徐々に侵入し、やがて視力や美容上の問題を起こす病気です。
■ 翼状片は、術後に再発し易いことから、多くの手術方法が考案されています。
■ 当院では、その進行状況や自覚症状から、手術時期を患者さんと相談し手術を計画しており、 いままで上眼瞼により紫外線から保護されてきたご自身の健常な結膜を異常となった結膜(翼状片)と交換する「翼状片摘出術と自己結膜移植術」を 行っております。

翼状片摘出術を受け、再発し20年以上経過した翼状片です。

当院で翼状片摘出術と自己結膜移植術を施行。その後、再発を認めていません。(術後2年)


 ドライアイ(涙点プラグ挿入術)
■ 点眼療法を行うも、自覚症状や検査所見に改善がみられない場合は、点眼療法に加え非可溶性のシリコン製涙点プラグを用いて涙点プラグ挿入術を施行しております。

非可溶性のシリコン製の涙点プラグ。

点眼麻酔下で上・下の涙点にプラグを挿入します。(摘出も可能です。)


ドライアイにより、角膜や結膜に傷がついています。

涙点プラグ挿入後、角膜の傷も消失しドライアイ症状も改善しています。


 結膜弛緩症(結膜嚢形成術)
■結膜が弛緩すると(白目がゆるんで、シワができると)、涙液を貯めることができなくなり、「ショボショボする」、「ゴロゴロする」、「赤くなる」、「涙がこぼれる」などの症状を自覚します。
■ドライアイや結膜炎の対症療法(点眼療法)を行っても症状に改善が見込めない場合は、当院では結膜嚢形成術を行っております。
黒矢印(↑・↓)間が結膜弛緩(術前)赤矢印(↑・↓)間が結膜弛緩(術前)


点眼麻酔下で結膜嚢形成術を行い、下方の結膜弛緩は改善されています。(術後2週間)


 斜視・弱視
■ 乳幼児から眼の「位置ずれ」、すなわち斜視があると、立体的に物をみる機能の発達に影響を及ぼします。また、斜視の種類によっては視力が発達せず、弱視(斜視弱視)を起こします。
■ 早期に手術が必要な斜視や経過観察で済む斜視、眼鏡装用で矯正すべき斜視など、斜視の種類も様々です。眼の位置ずれが気になる場合は、なるべく早く検査を受けることが大切です。
■ 弱視にも色々な種類があり、眼鏡装用や健眼を「遮へい」することで、徐々に視力が発達していくことが多いのですが、治療が遅れる程、その発達も悪くなります。
■ 強い乱視や遠視による屈折性弱視、左右の屈折度が著名に異なる不同視弱視に対しては、アトロピン点眼による調節麻痺下において、眼鏡処方と眼鏡装用を行い、必要に応じて健眼遮蔽や薬剤点眼によるペナリゼーションを行います。

大型弱視鏡立体視検査ヘス・チャート
(眼球運動検査)


 視野
■ 静的量的視野検査、動的量的視野検査ならびに精密視野検査により、緑内障、視神経疾患、網膜疾患や脳疾患などによる視野異常の有無や程度を調べます。

静的量的視野検査
(フリッカー視野計含む)
FDT動的量的視野検査
(ゴールドマン視野計)


 緑内障
■ 緑内障の構造的異常の検査として、眼底検査と光干渉断層計(OCT)が挙げられます。眼底検査では緑内障性視神経陥凹や網膜神経線維層欠損の有無、OCTにおいては傍乳頭視神経繊維層厚と黄斑部神経節細胞複合体厚の測定等があります。

■ 緑内障の機能的異常の検査として、視野検査が挙げられます。

■ 眼底検査で構造的異常を認めても、通常の自動静的視野検査で視野欠損等を検出できない場合があります。このように、機能的異常の前に構造的異常が先行する過程にある「preperimetric glaucoma」が疑われる場合は、OCT検査に加え、緑内障による早期の感度異常を検出するため、神経節細胞の機能を評価するフリッカー視野検査やFDTを行っています。

通常の静的量的視野検査では、ほぼ網膜感度の低下は認められません。OCTでは、明らかな下耳側(青色矢印;↓)の網膜神経線維層厚の減少を認めます。フリッカー視野検査では、OCTの網膜神経線維層厚の減少を反映する上方の視野障害を認めます。


神経節細胞複合体 (GCC; Ganglion Cell Complex)
■ おおよそ50%の神経節細胞は中心窩から4〜5mm離れた黄斑部領域まで存在することから、緑内障により減少や消失した神経節細胞の程度を黄斑部の 6X6mm 領域で、神経線維層・神経節細胞層・内網状層からなる神経節細胞複合体 (GCC; Ganglion Cell Complex) 厚み測定をもって評価します。

正常OCT画像(右眼水平断)

■ 緑内障では神経節細胞が減少・消失することから、緑内障眼ではGCCの厚みが減少します。このことから、年齢に一致した300人以上の正常データベースと比べ、どのくらい GCC 厚が減少しているかを%lossで評価します。

%loss = 実測値ー正常値/正常値


中心窩のGCCは非常に薄く、マップでは黒く表示されています。中心窩から黄斑周辺部に向かい、その厚みは増し青色から緑色 (100~120 μm) になっています。このマップでは黄斑部上方ではやや青色の領域もあります(ピンク矢印)が緑色で表示されています。一方、黄斑部下方では、中心窩付近と同じように青色で表示されています(白矢印)。


上段のThickness Mapでピンク色矢印の場所は下段のDeviation Mapでは青色で表示され、正常者に比べ約20%のloss、白色矢印では30%以上のlossであることが分ります。


 アップ・デート
■ 20150708 ホームページを更新しました。
■ 20160222  緑内障を更新しました。




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